2018-01-01から1年間の記事一覧

エンジニアHubに『「GraphQL」徹底入門』という記事を寄稿しました

書きました*1。 employment.en-japan.com GraphQLという規格そのものについての解説が前半で、後半はRailsアプリのWeb APIをRESTful APIからGraphQL APIに書き換えるというハンズオンです。 GraphQLの特徴やら Swagger, gRPC, etc との比較はわりとよく見か…

potatotips #56 で 「OSS開発のリテラシー / Android編」という発表をしました

追記: 加筆修正してGitHub projectにしました: https://github.com/gfx/android-oss-best-practices paper.dropbox.com (potatotips #56 (iOS/Android開発Tips共有会) - connpass) 久しぶりのpotatotipsでのLTでした。 「OSS開発のリテラシー」は他の言語版…

apollo-boost はサンプルコード専用と思ったほうがよい

追記: Apollo Boost は Apollo Client に統合される見込みのようです。Apollo Client 3.0 Roadmap · Issue #33 · apollographql/apollo-feature-requests · GitHub TypeScript用のGraphQL clientであるところの Apollo ですが、これのGet Startedなどのドキ…

Reactをv16にアップグレードしたらuglifyjsの秘孔をついてハマった件

追記: Terser v3.10.11 でこの問題が修正されていることを確認しました。現在は collapse_vars: false というワークアラウンドは不要になりました。 webpackのproduction buildの話です。 Reactが悪いわけではないんですが、たまたま秘孔をつくコードがReact…

Code Review Meetup #4 で「歴史的経緯の説明 as code」という発表をしました

Sider社の開発する Querly を使うと「歴史的経緯の説明」をコード化できるよという話です。 Querlyの話は以前も書いたことがあります: プロジェクト固有のルールを指定できるLinterであるところのQuerlyがめちゃ便利 - Islands in the byte stream Querlyは…

特定のファイルに対して一定のテストカバレッジを保証する

ある特定のファイルのテストカバレッジが、ある特定のテストファイル(群)を実行したときに一定のカバレッジ率であることを保証したいと思うことはありますか?私はあります。 そこで、 次のような spec/coverage_helper.rb を用意して、 spec/rails_helper…

cmake-js があれば node-gyp に依存せず NodeJS native addon を作れそう

github.com cmake-js という cmake のラッパーを使うと、 node-gyp を使わずに NodeJS native addon を作れるみたいです。 node-gyp は Python 2.x に依存しているのが嫌なので、 node-gyp 依存をなくせるというだけで個人的にはけっこう嬉しかったりします…

プロジェクト固有のルールを指定できるLinterであるところのQuerlyがめちゃ便利

https://github.com/soutaro/querly Rubyを構文解析したASTに対して独自DSLでパターンマッチ&メッセージを出すツール プロジェクト固有の事情に配慮したLinterとして使える false positive 上等で注意喚起として使う たとえばKibelaの querly.yaml から一部…

「GraphQL APIだとバージョニングが不要」という言明は誤解を招くので避けるべき

1行で 「特定の場合でバージョニングしなくても対応できることはある」程度なので、「バージョニング不要」とは言わないほうがよい どういうことか RESTful API から GraphQL へ、GraphQL から別の Web API systemへ、ということを考えると大きな意味でのバ…

DX: Developer Experience (開発体験)は重要だ

DX: Developer Experience (開発体験)とは、あるシステムを「気持ちよく開発・保守できるかどうか」を示すもの 開発者は開発・保守という行為を通じたそのシステムのユーザーであり、DXはUXの一種である DXがよいと日々の開発を楽しめるようになり、気持ち…

TypeScriptの `ReadonlyArray<T>` を使いやすくするためにtslintを活用する

最近、Kibelaのtslint configの Rule: array-type を "generics" にしました: + "array-type": [ + true, + "generic" + ], 以前は特に指定しておらず、 T[] と Array<T> が混在してていて、それでよしとしていました。今でも、混在することによるデメリットは</t>…

graphql-rubyの知見をscrapboxにまとめはじめた

scrapbox.io graphql-ruby の知見をまとめはじめた。 / “GraphQL for Ruby” https://t.co/PqotLzAdtV— FUJI Goro (@__gfx__) 2018年6月10日 なんで graphql-ruby 限定かというと、graphql-ruby はいくつかの独自機能(e.g. complexityベースのAPI制限)があ…

React DOM elementsに focused プロパティがほしくなったとき

<input ref={(element) => this.input = element}/> しておいて this.input.focus() とか this.input.blur() とか呼び出すのはReact的ではないのでなんとかしたいものだなあ、と思って一旦こういう関数を作って運用してみることにしました。 // in TypeScript // This function emula…

yarn-deduplicate(1) で yarn.lock の重複エントリを最適化する

追記(2019/03/18): yarn-toolsからyarn-deduplicateが独立して使いやすくなり、 --strategy でdedupeの方法を選べるようになっています。タイトルも変更しました。 yarnpkg(1) を使って依存関係を管理しているとき、 yarnpkg upgrade-interactive は対話的に…

nodejsをリビルドすることなくIntl APIをfull-icu相当のデータで使う

追記(2019/08/23): https://github.com/nodejs/node/issues/19214 によると、将来的にはfull-icuビルドがデフォルトになりそうです。 gfx.hatenablog.com 上記エントリの続きです。 その後調べた結果、 full-icu というNPM moduleでfull-icu相当のデータをイ…

HTC U11 は安心して人におすすめできるシムフリーAndroid端末だ!

www.htc.com 発売日に買って2週間ほど使ってますが、非常に快適です。 ここ1年で Android Z4 ⇢ Huawei P9 Lite ⇢ HTC U11 と変えてきましたが、一番ストレスフリーかもしれないです。シムフリーだし*1、変なビルトインアプリはあまり入ってないし*2、指紋認…

NodeJSのIntlサポートを調べた

IntlというのはECMAScript Internationalization APIのこと ECMA-402 として標準化 Intl - JavaScript | MDN NodeJSでも利用可能だが、ビルドオプションによって様子が変わる NodeJSのICUサポートは none, system-icu, small-icu, full-icu というオプション…

発表資料: Elasticsearchによる 全文検索の実装

Rails Developers Meetup 2018 (#railsdm) で話した資料です。Railsの話はほとんどなくて、全文検索の仕組みとスコアリングについてのまとめが主です。 Q&Aシステムでの質問もここで回答します。 Q. データの同期はどうされていますか? 同期はActiveRecord…

elasticsearch-rails から返るモデルが同値比較できなくてテストで困る問題

elasticsearch-rails はElasticsearchとRails / ActiveRecordのインテグレーションをしてくれるgemです。 こいつを使っているとき、 特定条件下でモデル同士を比較するテストがコケるようになる という現象に悩まされてきました。pryなどで確認しても、たと…

Elasticsearchのドキュメントの直し方

Elastic社の @johtani さんに教えてもらったんですが、たとえば Elasticsearchのドキュメント(たとえばFunction Score Query )をみて不足があるなーと思ったとき、Edit リンクからGitHubの該当ページを直接開けるので即pull-reqを作れます。 あとはCLAにサ…

DroidKaigi 2018で『すばらしきGraphQLのSEKAIへようこそ』という発表をしました

DroidKaigi 2018 に参加して発表してきました。 今回はDroidKaigiということでクライアントサイドの視点から解説しています。よって、サーバーサイドの実装についてはまったく触れていません。サーバーサイドの実装については以前発表をしたことがあるのでそ…

DroidKaigi PreludeのKPT

DroidKaigi Prelude - connpass DroidKaigi Prelude というイベントでDroidKaigiのセッションを徹底解説します! - Islands in the byte stream やりました。 運営の @okoysm さん、tarappo さん、および会場提供のDeNA様、ありがとうございました。また、一…

JavaScript Quiz: (new Array(2)).map($ => 'hello') === ?

タイトルの式を一瞬考えてから本文を読んでください ;)

Ruby 2.5未満でRuby 2.5のStructのkeyword_initを使う

追記: backports v3.11.0の時点ではstruct/new.rbの冒頭に変なputsがあるなど使われている形跡がありません。またフィールド名を予約語にすると使えないという問題もありました。一旦自前のmonkey patchを使うことにしてます。 NEWS-2.5.0 - Documentation f…

IntelliJ IDEAで特定行のGitHub PRを開く"Find Pull Request" pluginがまじイノベーティブ

Kazuho's Weblog: git blameでプルリクエストの番号を表示する をみて、vscodeとかIntelliJ IDEAのpluginないかな〜と思っていたら、IntelliJ IDEA用にはすでにありました。インストールして数週間使っていますが、git blame を眺める機会が激減していい感じ…

保育所の公式データは統一されたフォーマットで提供してほしい

三行まとめ 保育所*1の電子化データは提供元によってファイル形式もデータの構造も異なるためプログラムで加工しにくい 東京都の場合、認可保育所一覧はそれぞれの区が管理しており探すのが大変 保育所のデータはプログラムで加工しやすい統一されたフォーマ…

2017年まとめ

キャリア Bit Journey(as エンジニア)とSpeee(as 技術顧問)は引き続き スタートアップでサービス開発するのは学びがあってよい 技術顧問業は難しい。成果はあったりなかったりする 35歳になった 2017年の初頭に 定年説をめぐって — 1. ミームの濫用 – To…