DX: Developer Experience (開発体験)は重要だ

  • DX: Developer Experience (開発体験)とは、あるシステムを「気持ちよく開発・保守できるかどうか」を示すもの
  • 開発者は開発・保守という行為を通じたそのシステムのユーザーであり、DXはUXの一種である
  • DXがよいと日々の開発を楽しめるようになり、気持ちに余裕ができる
    • 気持ちの余裕がでるとコードの品質があがり保守時のデグレも減らせる
    • また、DXがよい事自体がDXを高める動機になり、正のスパイラルを見込める
      • つまり、「定められたタスク」(=義務)以上のことを行うようになる
  • DXが悪いと開発を楽しめず、「定められたタスク」以外のことをしたくなくなる
  • DXは放置すると悪化するので、「DXがよくも悪くもない」プロダクトは時間が経つに連れ「DXが悪い」になる
    • なので積極的にDXを良くしていく活動を奨励していくのがよい

いくつか興味深いフィードバックがあったので記しておきます。

⇢ PX: Programming Experience という概念を提唱している研究会があるようですね(DXとはかなり異なる概念のようですが): SIGPX: Special Interest Group on Programming Experience